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御香の製造

「竹支」とは、桂竹を用いて作った竹ひごのことで、線香の軸になります。以前は、手作業で切り裂いて作っていましたが、現在は機械化されています。
「粘粉」とは、“楠樹粉”のこと。香楠(学名:Machilus zuihoensis。日本で“椨の木《たぶのき》”と呼ばれる種類に近い楠科の樹)の樹皮の粉で、竹支に香料をつける際、つなぎの役目をします。同時に、線香・環香・香搭の燃焼時間を調整するための重要な成分でもあります。
「香料」は、用途やお客様のご要望に応じて、各種香料をさまざまに組み合わせて異なる調合を致します。

言うまでもなく、御香の主となる材料は香料です。ただ、線香については、香料のほか、竹支が重要な材料です。赤く着色した竹ひごのことですが、線香として手に握る部分を特に「香脚」と呼びます。線香が他の製品よりも、その製造過程が少々複雑になるのは、この香脚の処理があるからです。線香の構造と製造過程は下図の示す通りです。

下準備.「沾水」:竹支の四分の三まで真水に浸けます。

1.「打底」: 竹支の濡らした部分に粘粉をつけます。粘粉は水分に触れることで実際に粘り気が出てきます。この作業は、さらに香料をつける為の下準備になるわけです。

2.「内腹」: 香料を竹支にコーティングするように塗していきます。「沾水」からこの「内腹」までの作業を三、四回繰り返します。製造過程において、最も大きな割合を占める作業です。

3.「蓋面」: 最終の香料付けです。実は、この作業が製造過程で最も重要だと言えます。製香師の技量の全てが問われる作業でもあります。残っている香料で最後のコーティングを行ない、さらに僅かに残る一摘みほどの香料によって微調整を行ないます。
以上、三段階の作業は、製香師が束ねた線香をあたかも扇子で扇ぐような動作をすることから「掄紙扇」とも呼ばれています。